ダクト工事では「吊りボルト」との干渉を必ずチェック!

ダクト工事では、安全性を確保しダクトの性能を最大限に発揮させるために、多くのポイントに気をつける必要があります。特に重要なのが、「吊りボルト」とダクトが干渉しないようにすることです。


吊りボルトとは、天井の下地や空調機、配管類、そしてダクトなどを吊り下げるための棒状の部材です。ダクトの内部は風(気体)が流れているため、ダクトは基本的に振動しています。もし吊りボルトとダクトが干渉していれば、カチカチという騒音が発生してしまうでしょう。オフィスや店舗の天井裏でこのような音がしていれば、大きな問題になりかねません。



そのため、吊りボルトとダクトは極力干渉しないようにし、騒音を防ぐ必要があるのです。配置の関係でどうしても干渉してしまう場合は、間にペフ材などのクッション材を入れて騒音を防ぎます。吊りボルトを曲げて干渉を防ぐ方法もあるのですが、耐久力などの問題からボルトはまっすぐなのが望ましいので、基本的にはクッション材を使用すべきでしょう。


風導工業でも、こういったポイントには徹底的に配慮してダクト工事を行っています。ダクト工を目指している方、そしてすでにダクト工事に携わっている方も、ぜひこの点を確認しておいてください。そうすれば作業中にも「あ、これのことか!」と意識でき、より品質の高い工事ができるようになるでしょう。