ダクトは定期的なメンテナンスが必須! 放置すると起きる問題とは?

ダクトは工場や飲食店、オフィスビルなどの空調・換気・排煙を担う重要な設備です。しかしながら、その内部は通常見えないため、中がどうなっているのかよく知らない方も多いのではないでしょうか。実は、毎日空気が通過しているダクトの内部は、想像以上に汚れています。それを放置すると、さまざまな問題が発生するのです。


大きな問題としては、まずダクトの機能低下が挙げられます。ダクト内に汚れが堆積すると、当然ながら給排気の機能は低下。空調ダクトなら冷暖房の効率が悪化して電気代が高くなり、換気ダクトなら臭いや煙を排出しにくくなって環境が悪化するのです。



また、汚れたダクトの内部はカビや雑菌の温床となり、ゴキブリなどの害虫が繁殖することもあります。そのような場所を通って汚れた空気が供給されれば、アレルギーをはじめとする健康被害を引き起こし、商品や製品の品質低下も招くでしょう。病院や精密機器の工場など、クリーンな環境が要求される場所では特に重要です。


さらに、飲食店の厨房排気ダクトには油汚れが溜まりやすく、火の粉などを吸い込んだ時に一気に燃焼、大きな火災を引き起こすことさえあります。このような事態を防ぐためには、定期的なダクト内の掃除・メンテナンスが大切です。これまでダクトの状態を気にしたことがなかったという方は、一度専門業者に点検を依頼してみましょう。