ダクトはオフィスや工場、店舗などの空気環境を維持するために欠かせない設備です。その機能を維持するためには、定期的にメンテナンスを行い、必要に応じて掃除や交換などの対応を取らなければなりません。今回は、ダクト工事を行うタイミングについて解説します。
■ダクト工事のタイミングはいつ?
ダクト工事を行うタイミングは、大きく分けて2つあります。1つは、定期的なメンテナンスで経年劣化や破損を指摘された時です。プロの目による判断ですから、特に異状が発生していなかったとしても、ダクト工事を行った方がいいでしょう。
もう1つは、ダクトを使っていて何かしらの異状が発生した時です。そのまま使い続けると空気環境を維持できなくなるのに加え、ダクト自体や建物、設備などの寿命が縮む可能性もあります。異状に気づいたら、すぐに専門業者に点検を依頼し、必要に応じてダクト工事を行うのがおすすめです。
■オフィスビルのダクト工事のタイミング
ダクト工事の必要性を知らせるサインは、建物によって異なります。一般的なオフィスビルの場合は、どのような異状が発生した時にダクト工事を行うべきなのでしょうか。
普段から気をつけておいていただきたいのは、空気がこもった感じがするかどうかです。これは、換気がうまく行われていないことを意味しています。また、エアコンが効きにくくなったり、位置によって冷暖房の温度ムラが生じていたりする時も、空調ダクトに問題が発生している可能性があるため注意が必要です。
オフィスでこういった問題が発生していると、居心地が悪くなり業務効率の低下を招きます。サインに気づいたら、早めにダクト工事を行って、快適な職場環境を取り戻しましょう。