ダクト工として働く方の中には、「こんなにがんばっているのに給与が見合っていない気がする……」「本当はもっともらえていいんじゃないのか?」と、不安や疑問を抱いている方もいらっしゃると思われます。自分の年収が適正かどうか判断するためにも、平均年収や給料アップの条件などを知っておくのが望ましいでしょう。
まず、ダクト工(空調工事)の平均年収は約431万円です(令和3年6月)。この金額に到達しているなら、ダクト工としては一定のラインを越えていると考えていいでしょう。なお、日本の労働者の平均年収は約436万円(令和元年)なので、他の職業と比較しても決して低くありません。自分の腕次第で、給与を大きく伸ばすことも可能です。
※労働者の平均年収はコロナ禍前の数値であることにご注意ください。
では、自分の給与に不満がある時はどうすればいいのでしょうか? 給料アップへの1番の近道は、やはり資格を取得して自分の実力を客観的に証明することです。ダクト工関連の資格としては、管工事施工管理技士、配管技能士、建築板金技能士などがあります。受験資格を満たしているなら、積極的に取得を目指すといいでしょう。
また、上司に直接掛け合ってみるのも手段のひとつです。自分の実力や会社への貢献度などを具体的に主張して、「昇給に値する人間である」と認めてもらえれば、要望が通るかもしれません。さらに、思い切って転職や独立を目指すという方法もあります。人手不足の建設業界では多くのチャンスが転がっているので、どんどんチャレンジしましょう。